上記は政治を利用し富を貪る「偽りの宗教と思想哲学による資本主義の世界帝国・社会システム」として、地の王たちを誘惑する(黙示録17:1-5)大いなるバビロン娼婦が緋色の野獣に君臨している有様です。今回はダニエル2,7章と黙示録13,17章におけるネブカドネザルの偶像や野獣たちの正体の要約をします。新年あけましておめでとうございます。
ダニエル2章の像
| 2章の像 | 材質 | 象徴する帝国(歴史の流れ) |
|---|---|---|
| 頭 | 純金 | **新バビロニア帝国** |
| 胸と両腕 | 銀 | **メディア・ペルシャ帝国** |
| 腹と太もも | 青銅(銅) | **ギリシャ帝国**(アレクサンドロス大王) |
| すね | 鉄 | **ローマ帝国**(強硬な鉄の統治) |
| 足と足指 | 鉄と粘土の混在 |
**現代の分裂した諸国・勢力** (強権と民衆、相容れない勢力の混在) |
偶像の頭の前にはエジプト➡アッシリアが帝国として神の民に猛威を振るいました。それら二つを合計すると七つになりますが、後述する黙示録の七つの頭が全ての邪悪な帝国の属性を継承していることを暗示していると読み取れます。
ダニエル7章の野獣
| 7章の野獣 | 象徴する帝国(歴史的解釈) | 黙示録の野獣への「継承」 |
|---|---|---|
| 1. 獅子(ライオン) |
バビロニア帝国 (圧倒的な威厳と王権) |
**「獅子の口」**を持つ(13:2) 威圧的な命令・冒涜の言葉 |
| 2. 熊(クマ) |
メディア・ペルシャ帝国 (貪欲で強大な軍事力) |
**「熊の足」**を持つ(13:2) 諸国民を踏みつぶし粉砕する力 |
| 3. 豹(ヒョウ) |
ギリシャ帝国 (迅速な征服と文化浸透) |
**「豹の体」**に似ている(13:2) 俊敏な統治とグローバルな広がり |
| 4. 恐ろしい獣 |
ローマ帝国 (鉄の歯、10本の角) |
**「7つの頭、10本の角」**(13:1) 帝国の後継・多国籍な権力連合 |
全て海から出てくる獣になりますので、後述する黙示録の海から出る獣もやはり軍国主義国家と結論付けられます。
黙示録の野獣たちと大いなるバビロン
| 登場人物 | 主な特徴(聖句の根拠) | 正体の解釈 |
|---|---|---|
| 海からの野獣 | 7つの頭と10本の角。豹、熊、獅子の混成体(黙示録13:1-2) | 神に敵対する強大な「政治的・軍事的な支配権力」 |
|
地からの野獣 (偽預言者) |
子羊のような2本の角があるが、龍のように話す(黙示録13:11) | 宗教的権威を装い、人々を政治権力に従わせる「宣伝・思想機関」 |
| 巨大な赤い龍 | 7つの頭と10本の角。頭に7つの冠(黙示録12:3)。 | サタン(悪魔)。全ての野獣に権威を与える、悪の勢力の「黒幕」。 |
大いなるバビロン娼婦とその下にいる野獣は冒頭のアイキャッチ画像になりますが、主な特徴は究極の拝金主義におけるグローバル宗教(世俗的なエンタメ含む偽哲学思想)・商業資本主義システムと定義します。ここで一応海からの野獣と大いなるバビロンの下にいる野獣の違いをテーブルで要約しておきましょう。
| 比較項目 | 海からの野獣(13章) | バビロンが乗る野獣(17章) |
|---|---|---|
| 色・姿 | 豹に似ており、足は熊、口は獅子のよう(13:2) | **罪の緋色(真っ赤)**(17:3) |
| 頭と角 | 7つの頭、10本の角(13:1) | 7つの頭、10本の角(17:3) |
| 冒涜の名 | **頭に**冒涜の名がある(13:1) | **全身が**冒涜の名で覆われている(17:3) |
| 状態 | 海から上がってくる。活動的な政治勢力 | 大いなるバビロン(淫婦)を背に乗せている |
17章の野獣(バビロンの下にいる野獣)には、13章のときにはなかった「完成された悪」の描写が加わっています。
冒涜の範囲:
- 13章(海からの野獣)は「頭に冒涜の名」があるだけでした。
- 17章(緋色の野獣)は「全身が冒涜の名で覆われている(17:3)」となっています。
- 解釈: 悪の影響が一部から全体へ、完全に浸透した状態を指します。
色の変化:
- 13章は豹のような自然な(獣の)色でしたが、17章では「緋色(不自然なまでの罪の象徴)」に染まっています。
活動範囲:
- 13章では「海(諸国民の騒乱)」から上がってきたばかりでしたが、17章では「底知れぬ所(アビス)」から出てきたとされ、超自然的な悪のオーラをまとって復活した姿として描かれます。
海と地の聖書的意味
1. 「海」の意味:不穏で騒乱状態にある諸国民
聖書において「海」は、神に従わず、常に動揺し、騒ぎ立っている**「不信心な民衆(諸国民)」**を象徴します。
聖句の根拠1:
「悪者は凪ぐことのできない騒ぎ立つ海のようだ。その水は泥と混ざった汚物を吐き出す。」(イザヤ書 57:20)
聖句の根拠2:
「御使いは私に言った。『あなたが見た水、すなわち淫婦が座っている所は、諸民族、群衆、諸国民、諸国語である。』」(ヨハネの黙示録 17:15)
【解釈のポイント】 「海からの野獣」が海から上がってくるということは、戦争や革命、混乱といった社会の激動の中から、独裁的な政治権力が誕生することを意味しています。
2. 「地」の意味:安定した(宗教的・伝統的な)社会
一方の「地」は、海とは対照的に、一見すると**「安定し、確立された社会環境」**を指します。
聖句の根拠:
「**地よ、主の前におののけ。**ヤコブの神の前におののけ。」(詩編 114:7) ※聖書全体において、「地」は神の秩序や、人間が住む場所としての「体制」を象徴することが多いです。
【解釈のポイント】 「地からの野獣」が地から上がってくるのは、混乱の中からではなく、すでに安定している社会構造や、伝統的な価値観(宗教など)の中から、ごく自然に、平和を装って現れることを示唆しています。
3. 「海」と「地」の対比まとめ
海(Sea):
- 状態: 荒れ狂う、不安定、泥を吐き出す。
- 象徴: 神を知らない異邦の民、革命や戦争による社会の混乱。
- 野獣の出方: 暴力や武力、圧倒的な力で民衆を支配する。
地(Earth):
- 状態: 固まっている、安定している、住み慣れた場所。
- 象徴: 宗教的な土壌、確立された制度や文明社会。
- 野獣の出方: 「子羊の角」のように、平和的・道徳的な顔をして忍び寄る(プロパガンダ)。
野獣の滅びと復活と大いなるバビロンの末路
致命的なうち傷が癒えた黙示録13章の海からの野獣
ローマ帝国政治軍事権力の崩壊後にもその属性はヨーロッパ全域に継承され、最終的にアメリカという超大国の状態にまで進化していることから、ローマ帝国は真の意味で滅んでおらず生き返ったと言える。
(黙示録16:19) 「大いなる都バビロンは三つに裂けた。」
●「三つに裂ける」=完全な断絶・分裂
黙示録で「三」は以下のように 完全性(7ほど完全ではないが完成した枠組み)+ 強制的区分 の象徴として使われます。
聖書での「三分割」の例
- エゼキエル5章:エルサレムの三分割 → 都の裁き・崩壊
- サムエル上11:7:民を三つに分けて出陣 → 徹底的な行動。
つまり
▶“三つに裂かれる”=完全破壊、内部断絶、国家/帝国の機能喪失 という象徴。また政治・経済・宗教の完全崩壊を示唆する。物理的に壊滅するだけではなく、大いなるバビロン娼婦が食らい尽くされるとは、悪が白日の下に晒され外観とは異なり実質的な権威を喪失していることも意味する。いずれにせよ、キリスト再臨時に瓦解する。
大いなるバビロンの霊(雰囲気、思想)はアメリカのみならず全世界へ影響を及ぼしています。政治経済宗教システムから額(思考)を守り霊的に「彼女から離れよ」の指示に従いましょう。今回はアメリカを大バビロンに限定しない解釈を覚え書きにしておきました。
ヤコブの手紙 4:4 不貞の者たち、世の友となることが神の敵となることだとは知らないのか。世の友になろうとする者はだれでも、神の敵となるのです。」
ヨハネの手紙一 2:15 世も世にあるものも、愛してはなりません。世を愛する人がいれば、御父の愛はその人の内にありません。
ヨハネの黙示録 18:4 わたしはまた、天から別の声が響くのを聞いた。『わたしの民よ、彼女から離れ去れ。その罪に加わらず、その災いに巻き込まれないようにせよ。』



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